2008年04月22日

留学生会議 in Trondheim この記事をはてなブックマークに登録

先週末はノルウェーの真ん中あたりに位置するTrondheim(トロンハイム)で
ISU(International Students' Union)という団体の会議に参加してきました。
日本で例えるなら、僕が住んでいるベルゲンが長崎だとすると、
トロンハイムは東京みたいな感じですね。良く分からない例えですが、
ノルウェーも日本も南北に細長いという点で共通しているので。

プログラムの日程は18日午前から20日の午後までの二泊三日で、朝は苦手なのに、眠気眼をこすりながら朝6時40分の便でトロンハイムへ直行しました。

ISUというのは、ノルウェーの留学生によって設立された団体で、ノルウェー全国に10を超える支部があります。
僕はベルゲン大学の学生によって構成されるISU Bergenという支部のメンバーの一人として参加しました。

ISUを僕が知ったきっかけは、去年の10月に参加したあるイベントでした。

International Food Competition
(国際料理競技大会とでも訳せるかな)
というイベントが行われるという張り紙が寮に貼ってあり、それには自分の出身の国の料理を作って振舞って欲しいという募集がありました。
20〜25人分を予算9000円くらいで作るというもので、材料費は出してくれるということでした。

丁度そのころはまだあまり他の日本人と交流が無かったし、
日本食を留学生の為に作ってあげたいけど、
お金が掛かるからなかなか難しいと思いあぐねていた最中でした。
なのでこれは絶好の機会だと思って
他の日本人学生を誘い即応募しました。

作った料理は寿司(握り寿司、巻き寿司)と肉じゃがとお好み焼きでした。
アジアンショップで運よくお好み焼きソースとかをゲット出来たので作れたんですが、詳しくはまた時間があるときに書きたいと思います。
その調理会場で主催のISUのメンバーに会って、ISUに興味があればと勧誘されて、連絡先を教えたのがきっかけでISUに参加することになったのです。

当初ISUがどんな活動をしているのか全く分からなかった僕は、
何度か会議に参加しましたが一向に全体像が掴めずにいました。

ISUが留学生の生活の質の向上や、サポートを目的としていることは
分かってきたのですが、1月から新しい学期が始まってからは
このまま続けるかどうか悩んでいました。

ISU Bergenのメンバーは8人くらいいるのですが、
いつも参加するのは僕を含めて4人でした(と言いつつ僕も何度か欠席しました)。

メンバー構成が少し特殊(少なくとも僕にとっては)でした。
というのも、半分がネパール人で、いつも参加するのは
ネパール人2人(どっちも男)とドイツ人1人(女)、
そして日本人の僕でした。リーダーはネパール人の1人がやっていました。

だから、最初は本当に戸惑いました。
今はそのようには思っていませんが、少なくとも始めは
怪しい団体なのかなと思ったりしました。もしメンバーの半分が
ネパール人じゃなかったとしたらそうは思わなかったかもしれません。
知らないうちに偏見、あるいは先入観を持っていたんだと思います。

腹立たしいことだし、情けなくもありますが、
やはりアジア系(と言っても東アジアに限られます)や
西欧系の人たちと比べると、アフリカ系の人や中東系、そして
その他のアジア系の人と会って話したりするのには少し抵抗があります。

これは今までの人生でそういう人と交流する機会が無かったことが
原因の一つとしてはあると思いますが、普通以上に警戒してしまうのです。

留学が始まってこっちに来てはじめのころも、
もしかしたら無意識的に西欧人を選んで交流してきたのかもしれないと、
今になって思い返してみて考えたりもします。

ただ、今ではアジア系の人々や、アフリカ系、
そして中東系の人々とも話す機会を持てたので、
以前よりは違和感無く接することが出来るようになったと思います。

話が大分逸れました。

トロンハイムでISU全体の会議があると聞いたときに、ISUのことを何も知らないのに参加しても良いのかなと思いましたが、交通費もISUで出してくれると聞いて、それなら出てみたいかなと思って参加を申し出ました。

そう、料理大会の時のように。

タダで観光が出来るようなものだし、これは行かない手は無い、そういう打算がありました。
で、結果的には行ってよかったです。
トロンハイムの街並みはとてもきれいだったし、いろんな人に会って話が出来たのが大きかった。

ISUのことも前よりずっと分かったし、もし行かなかったとしたら、トロンハイムに来ることも無く、ISUも辞めていただろうと思います。

天気はあまり良くなかったのですが、ノルウェーの学生に一番人気のある
学生街といわれるだけあり、すごく住みやすく勉強も楽しめるところだなと
思いました。

三日間のプログラムでは、それぞれの支部の紹介やプレゼン、他の学生団体のプレゼン、そしてそれ以外にもトロンハイムの教育機関や、ヨーロッパ全体の留学生のための団体によるプレゼンもありました。
それぞれのプレゼンでは活発に質問や意見交換がなされ、非常に勉強させられました。

僕はISUとしての役職は特に無く、
オブザーバー(観察者というか見学的な扱い)
としての参加だったので、ディスカッションのときなどは発言出来ませんでした。
実際には発言は出来たのですが、そもそもISUというのがどういう団体なのかを
先に理解するのが先だと思い、聞く側に徹しました。

参加者は本当に英語で自分の言いたいこと、考えていること、
そして分からないことをはっきりと発言しており、
これは見習いたいと思いました。中にはめちゃくちゃ聞き取りにくい英語を話す人
などもいましたけど。(東ティモールの人の英語が一番意味不明でした…)

楽しかったのはディスカッションの間に挟まれる休憩や食事で、その間にいろんな人に会ったりして、さまざまなことを話しました。

特に良く話したのがアジア系の人です。中国人、タイ人(正確にはノルウェー人のハーフ)、スリランカ人など。
全体で30人くらいいたんですが、西欧系は半分で他は世界各地から来ていました。

ボードーというもっと北にある大学のリーダーは日本人だったんですが、
今回は来てなかったです。事前にメールを交換したりして会えることを
ちょっと期待していたので残念でした。

中国人と言えば、以前大学一年生のときに宮崎で会った
中国人留学生と歴史問題などで口論になったことがあり(笑)、
ちゃんと話せるか不安だったんですが、
すごくオープンにいろんなことを話してくれて、
こちらも気兼ねなく接することが出来て良かったです。
向こうから日本人は中国のことをどう思ってるんだって
聞いてきたくらいなので、そこまで関係は悪くないかもしれません。

でもやっぱり中国に対して日本は良く思ってない部分っていうのもありますよね。
最近だと餃子の問題とか、ちょっと前の国立アトラクションとか。

あと折り紙は日本か中国のどっち発だみたいな話になったんですが、
どっちなんですかね。僕は日本だって言ったんですが、自信無いです。

そういえばタイ人の人はリア・ディゾンが好きだって言ってたなぁ(笑)

議論の内容で面白かったのが、トロンハイムだけでなく、
留学生の問題として、どうやって留学生がノルウェーならノルウェー人と
交流し、文化にとけ込んでいくのかというテーマです。

トロンハイムでは真剣にこの問題に対応しようとしており、
そこから考えさせられることがとても多かったです。

これは別にノルウェーに限ったことではありません。
この問題はそのまま日本にも当てはまります。特に日本では難しい問題です。

ノルウェーにいて思ったことの一つに、なかなかノルウェー人と交流する機会が
少ないという問題があります。特に大きな大学ではそうです。

言語の問題もあります。

これについては長くなりそうなのでまた今度書きたいと思います。

追記:ISUの公式サイトのリンクを張っておきます。(本文英語) International Students' Union of Norway 僕が今回出席したのは、そこに書いてある、National Assemblyです。
posted by Jack at 20:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマーク |
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