2007年11月19日

近況報告など(スカンディナビア諸国のEUに対する態度を考える) この記事をはてなブックマークに登録

出来る限り更新をしたいと思いつつ、
更新する内容も出来るだけ読むのに堪えるものに
しようと考えているのですが、中々うまくバランスが
取れません。どうしたものだろう…。

一応留学中の出来事を書くのもこのブログの
強みだと思うので近況報告でも。

・自転車のライトを盗まれた。

これはライトを点けて前を走ってる人を見て僕も点けよう
と思ったときに何故かそこにあるはずのライトが無いということに
気がつきました。最近は朝8時だと薄暗くって少し危険なので
ライトを点けようと思っていたのにも関わらず盗まれていました…。

しかも!後ろのライトも盗られました…。おいおい、それはいくら
何でも酷いのでは。前後二つで二千円也。
そんなに簡単に手で着脱出来ると知っていたら毎回乗り降りの
時に外しておいたのに…。
そういえば誰か友達がサドルを盗まれたっていう話を聞いた事が。
もちろん日本でですが。かなり残酷だと思います。うん。

・火曜日のプレゼンへ向けエッセイを準備中〜

スカンディナビアの政治という科目には、というよりだいたいの
科目が講義とセミナーというように分かれていて、セミナーでは
講義でやった内容についてディスカッションをしたりします。

この政治学のセミナーでは、
毎回数人が各講義でやったテーマについてエッセイを書き、
それについてさっと説明をしてから話し合いに移ります。
講師はノルウェー人の大学院生。修士課程のようです。
博士過程でないとセミナーの講師は勤まらんと友達の数人が
文句を言っていたのですが、それもそうだなと思いつつ、
政治学を勉強するのは初めてなので逆に難しすぎなくて
良いかもと考えてもいます。

僕が担当するテーマは
スカンディナビア諸国とEU統合。

スカンディナビア諸国とは
ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、プラス
アイスランドを指し、
ノルディック諸国が最初の3カ国を指すのが厳密な意味らしい
のですが、多くは区別を明確にせず、4カ国あるいはアイスランドを
含めた5カ国を言います。

現在EU加盟国はノルウェーとアイスランド以外の3カ国です。
ノルウェーがEUに入っていないというのは盲点ではないでしょうか。

また、EUに加盟することに対しヨーロッパ諸国は
積極的というイメージがあるかもしれませんが、実際には
スカンディナビア諸国には根強い懐疑論が存在します。

EU加盟を考える上でいくつかの要素があるのですが、
メインの要素としては経済的側面、安全保障に関する側面、
またスカンディナビア諸国の独自性という側面があります。

もともとスカンディナビア諸国というのは、
例えばスウェーデンモデルと呼ばれるような福祉国家としての
共通性などさまざまな共通項が指摘されています。

しかし、EU加盟に対する態度においてはそれぞれが異なる
状況に置かれ、異なる判断をしているという点で興味深いです。


また僕がこのテーマを選んだのは、
ノルウェーが何故EUに加盟していないのかという
留学以前からの疑問について考えるためでもありました。

EU加盟は今後流れ的には避けられないというのが
僕の予想であり、ではどうしてこれまで加盟が国民投票で
否決されてきたのか、またもし加盟するのであれば
いつどのように加盟するべきなのか、
ということも考えてみたいと思っています。


ある程度はエッセイが書き終わり、プレゼンが終わってから
ここにも時間があれば書きたいと思います。


おまけに先に挙げた3つの要素をざっと説明してみると、

経済的な側面としては、EU加盟は自由市場へと自国の市場を
開放することであり、それで利益を得る国もあれば、
そうでない国もあります。デンマークは恵まれた農業、
スウェーデンはIKEAやVOLVOなどに見られるような国際企業、
フィンランドではNOKIAなどの進んだハイテク産業や原料輸出で
市場開放による利益が十分にありました。
一方、ノルウェーは国内の収入の半分近くを自国の石油で
得ているため、産業自体が国際競争力に欠けています。
また、石油産業を除けば農業と漁業がほとんどの割合を占めており、
残念ながら市場開放によって良いことはありません。

ユーロ加盟に関してもフィンランドのみに留まっています。
つまり各国に賛成意見と反対意見がそれぞれ根強くあり、
その配分が多数派の意見の抽出方法によって
(国民投票や政党のポジションなどの各国での違い)
デンマーク・スウェーデン・フィンランドでは加盟へと
つながり、ノルウェーでは非加盟という結果になっています。

安全保障に関しては一言で説明できませんが、
スウェーデンは中立を主張しておりその部分ではEU加盟に
消極的でしたし、デンマークはEUを通しての安全保障は拒否、
フィンランドは隣国ソ連の事実上の被支配下にあったことから
積極的な参加を目指し、ノルウェーは経済に限った協力を主張
しました。

スカンディナビアの独自性についてですが、
これはかなり複雑で、まだ上手く説明出来ませんが、
例えば福祉国家というのは特質として大きな政府であることが
必要であり、国家が積極的にイニシアチブと執って行うものなので、
EUという超国家的な機関に参加することは、国家の権力の
一部を受け渡すことを意味します。
その為、EU参加によって福祉政策を維持できるのかなどの
疑問が提起されました。

つまり独自性を残しつつどのようにEU統合に加わっていくのか
が問題となっています。


EU加盟と言っても、いくつものステージがあり
各国それぞれにどのステージまでならクリア出来るかどうかが
違います。

ということでさまざまな要素が絡み合い、
上手く説明出来るかは分かりませんが、出来る限り
全力を尽くして考えていこうと思います。

日本語で説明してると、英語を頭で変換するのもそうですが
ニュアンスが英単語なら上手く表せるのに日本語だと難しいという
ことがあります。また、英単語ではこう言うんだけど日本語では
どう言うのだろうという問題にも突き当たります。

僕としては日本語でも同じだけのことが説明出来る程度には
なりたいと思っています。
(まずは英語で理解できるようになるのが先決ですけど…)
posted by Jack at 04:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このエントリーを含むはてなブックマーク |
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