2007年11月12日

金八先生 第五話「親の希望子供の夢」  この記事をはてなブックマークに登録

2話までは感想を書いたんですが、3・4話と感想を書けませんでした。
ここでさらりとどんな感じか書いてみます。
ドラマってあまり映画ほど気にして観たりはしませんが、
今回は結構テーマなどについても考えながら観ているのは確かです。

今まで観て感じたのは、金八先生ではいくつかの問題を同時進行しつつ、
それに対して大体一話につき二つくらいメッセージが入っているという事です。
大きな流れとしては、やはり生徒の自主性、感受性など、生徒自体への
問いかけがあること。これはどのシリーズでも一貫しているような気がします。

そして今回新しく思ったのが、先生への問いかけや親への問いかけ
にも重点が置かれるようになったということです。
前者については、新人の美術教師の立花先生や体育の先生などの悩みに対して
金八先生がメッセージを発しているのではないでしょうか。
また、後者については、家庭内部に目を向けてみるとさまざまな問題が
浮かび上がってきます。モンスターペアレンツなんていう言葉を最近
聞きますよね。子どもの意思を無視して突っ走る教育ママなど。そうでなくても、
子どもに対しての愛情が欠けていたり、人間的に未熟、あるいは
人格的に不完全な親がいて、それがそのまま子どもの問題の原因にも
なっています。


3話では、私服登校問題の続きです。
みかという転校生が私服を着てきていることが発端ですが、
ここで考えることが、規則とは何かということ。
理由が分からない規則は守れないというのが彼女の主張です。
規則を盲目的に守ることに対する疑問が投げかけられています。

これに対し学生はどう反応するのでしょうか。

付和雷同という言葉がありますが、自ら考えて行動すること、
そして規則を守らず破ったとして、その行動には自ら責任を持たなければ
いけないことを金八先生は教えてくれます。自主性・感受性とは何なのか。
これは学生でなくても考える必要があります。
しかしまだみかに関してはもう一波乱ありそうです。これは
これから明らかにされていくのでしょう。

また、今回の「謝れ!」という金八先生の言葉には心が震えました。
大人である以前に人間として学生を傷つけていいものなのかという問い。


また4話では、ひろみ(寿司屋の娘)の父と大将を通じて
父親の子どもに対する思い、ひいては親→子どもへの思いが
描かれます。そこには金八先生の親としての思いも込められている訳です。


ということで5話に突入です。

父親から一方的に野球をやめさせられてしまい、引きこもってしまった
サトケンでしたが、今回は前回から一歩踏み込んで父親の思いが明らかに
なります。勉強して良い高校、大学へ行くことが一番幸せなんだと
自分の体験を反教師にして主張する父親は、サトケンの気持ちを無視して
きました。
これは今の親に共通しているのかもしれませんが、子どもが何も知らない、
何も考えていないかのように親が勝手にこどもの将来を決めようとする
ことがあります。
中学生と言えば思春期で
そんな風に頭ごなしに何か言われたら親に反抗したくなるのも当たり前です。

ところが最近はもしかするとそんな反抗すらしない、あるいは自分の気持ちを
親にぶつけない学生が増えてきているのかもしれません。
金八先生のクラスでは学生はみんな心をオープンにしていますが、
なかなか今の中学生はそうはいかないような気もします。

この父親から思いが明かされたとき、金八先生から
子どもの親に対する気持ちが明らかにされます。
ということで5話では子ども→親です。

光也の話では、
「問題を見つけること」の重要性が強調されます。これも
今回の金八先生のテーマの一つかもしれないですね。
問題を見つければ答えはおのずと見つかる。また逆に、答えは
問題が無いと出てこないということです。

また、中学生のときは馬鹿だったということに関連して
オール1から教師になったという実体験を綴った本
(『オール1の落ちこぼれ、教師になる』宮本延春著)とともに
アインシュタインのことが語られ、自らを突き動かす問題を見つけたから
あんな偉大なことが可能だったのだという、金八流の話になります。
問題がなんなのかを見つけ出せれば、答えは出たようなものだ
というのは良く言われることです。正しい問いがされなければ、正しい
答えは見つからないのです。

アインシュタインは幼少時は、教師に見放され、
将来成功することはまずないだろうと言われていました。
そして知能障害があるのではないかと考えられたほどでした。
しかし相対性理論の研究など、20世紀の最も偉大な科学者の
一人として多大な功績を残しました。

落ちこぼれの偉人という面白いサイトがあったので良かったらどうぞ。


旧ブログになりますが、以前に書いた金八先生の感想はこちらです。

金八先生 第一話「ギラリと光るダイヤのような日!」
金八先生 第二話「赤い私服の転校生」
posted by Jack at 18:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 批評〜書籍・映画・ドラマ〜 | このエントリーを含むはてなブックマーク |
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