2008年03月10日

Lifeを聴いて〜自分探しが止まらない〜 この記事をはてなブックマークに登録

今日ふとしたきっかけで聴いてみたラジオ番組、「Life」。
この番組はネット配信もしていたのでそちらを聴きました。
扱っている内容は今回聴くのが初めてだったので説明出来ませんが、
具体的には社会的なトピックについて話す感じです。

詳しくはこちら。文化系トークラジオ Life

今回のゲストに呼ばれていたのは、
『自分探しが止まらない』の著者である速水健朗さんです。

僕自身、現在留学中なので入手できておらず読んでいませんが、
ネットを通して書評を書いてたりしているのを読んでいるので
ある程度は話題についても知っています。例えばm_um_uさんの日記など。

自分探しの現状はは本書で扱われているようなので、
それを読んでいただければと思いますが、ラジオで最初に扱われたのは
自分探しのゴールはいったいどこにあるんだろうという話。

具体的にバックパックで海外に行くことを義務付けられている
ユダヤ人の話や、ギャップイヤーの話に始まって、外こもりや
海外を旅したり外へと向かっていく自分探し(この言葉が適切かは分かりませんが)
になり、更には猿岩石がシベリアを横断する番組の話に。
僕はその番組を知らないので分かりませんが、
ここでは「お金を稼ぎつつ何とか旅を続けることが出来る」ということが、
ポイントになるようです。

つまりお金を稼ぐことが出来る、お金をもらえると言うのは社会的な承認であると。
その承認はすなわち、その人間の生き方(あり方)を認めることになるわけです。

自分探しのゴールは他人に承認されることでは無いか、
という仮定がここで出てきます。

じゃあなんでわざわざ外に出る必要があるの?
ということになりますが、ポイントは自分が置かれている状況から
離れるということにあるような気がします。
僕は自分探しというのが外向き(バックパッカーなど)と
内向き(自己啓発やスピリチュアルなど)の二つに分かれると
考えていますが、外向きにおけるものではそういう傾向があるかなと。

必ずしも逃避である必要は無いですが、
裸一貫(?)で自分が他者に認められる存在であるのかどうかということを
確かめたいというのが根本にあるのかもしれません。
もちろん旅によって好奇心を満たしたり、旅先の人とコミュニケーション
を取りたいという思いはあるのでしょうが、
同時に自分が置かれている文脈から一度解放されて、そこで自分を
試したい気持ちがあるのかなと。


しかし本当に他者に認められるのが最終的なゴールなのでしょうか。

おそらくゴールは最終的には自分で自分を認められるようになることです。

自分を認めるということは概して他者からの承認を通して行われます。
他者からの自分の承認→自分による自分の承認という流れです。

他者から承認されるというのはもちろん必要条件ではありません。
結果的に自分が自分を承認出来れば良いわけで。

それは自分に自信を持つことなのかもしれませんね。




自分探しのきっかけの方なんですが、自分探しの流れが生まれたのは
80年代、90年代以降ということで、就職氷河期や、m_um_uさんの言う、
ゆとり教育的な志向(個人重視)が強くなってきた頃だと言われています。

時代的にはバブル崩壊以降加速することになるわけなんですが、
僕の考えだとやはり団塊の世代的な職業観が通用しなくなってきて、
働き方(生き方)の選択肢が増え、また不景気が重なり非正規雇用の労働者が
急増したということが絡んでくるんだと思います。


僕は2010年に就職を控える学生ですが、
働くことについても少しずつ考えています。
もちろん終身雇用や年功序列が崩壊している今の状況がありますし、
更に言えばグローバル社会や情報社会(もう情報化社会は過ぎたような)
のことを考えると何らかの対策は講じないとまずいな、
セーフティネットも信頼できない以上、
となるわけで。

また別の事情としては、
就職活動と受験勉強はかなり似ている部分があるということです。

これについては拙ブログの過去記事を参照してください。

受験勉強でも忘れてはいけないことが一つあって、
それは入ることがゴールでは無いということです。

就職活動だってそうなんですが、どうしても
受験勉強のとき見たく、周りに押し流されて上の大学(就活では企業)
を目指して頑張り、受験だけで精魂が尽きる学生が中には出てくる。
または、そういう流れでしっかりと大学で何を勉強したいのか、
あるいは何をしたいかが明確に出来ずに入学してしまう人もいるはずです。

もちろん何を勉強したいかなんて具体的にイメージできる人間は稀で、
入ってみたいと分からないことは多い。それで構わない。
ただ、出来るだけ何をしたいのか考えることは決して無駄では無いし、
就職活動に追われて入社した後途方に暮れたくはないと思うわけです。


僕のことを書きましたが、こうした考えのもといくつか
就職活動に関する本を読んだりするわけです。

丁度ラジオでも絶対内定や面接の達人が話題に出来てました。


絶対内定は読んでないし、面接の達人もパラ見程度ですが、
読んでいてぶつかるのが自己分析です。まあ自己PRの為に
そういう作業をやるわけですが、自分と向き合うという作業において、
中には疲れ果ててしまう人がいるということです。

それはちょっとまずいかなと思いますが、
実際には自己分析が上手くいかなくたってそれで働けないということではないし、
疲弊するまで自分を分析するくらいなら、出来るだけエントリーシートの
選考で落とされないような企業を探せば良いような気もしますし、
いくつか対応策は見つけられるのではないでしょうか。


どうして自己分析で精神的にダウンしていまうかというと、
無理やり自分を見つめなおさせることで、自分の過去を
嫌なものまで含めて直視させ、それを書き出し、アピール出来るようにさせる。
それはある人にとっては非常な苦痛であり、自分とは何かという
問いを繰り返させ、自分というものが揺り動かされる
不安な作業なのかもしれません。自分に対する自信とかも含まれたり…。
これは僕の推測に過ぎませんが。

だからいきなりそんな風に畳み掛けられて耐えられなくなる人が出てくるのでしょう。
きっとそうやって自分という存在を見失いそうになる。

この不安はある意味自分探しとも関連してくるかもしれません。
会社に依存して働くだけで生きていられた時代は過ぎ去ろうとしており、
自己責任下で今後の時代の変化に対応していかなければならない、
あるいは常に自分の市場価値を高める努力をし、進む道を決める必要が
ある時代になりつつあるのでしょう。

目の前にある社会、そして時代へと適応させるために自分を再構築する作業が
自分探しであるとすれば、それは生きる為に必要なのかもしれません。




追記:番組の番外編がウェブにて公開されました。
それについてのちょっとした感想も書いたので宜しければ。(参照
posted by Jack at 08:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就職・インターンシップ・大学院 | このエントリーを含むはてなブックマーク |

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