2008年03月31日

Lifeを聴いて〜自分探しが止まらない〜続 この記事をはてなブックマークに登録

以前も紹介した文化系トークラジオLife。(過去エントリ
「自分探し」の回の番外編は後日ポッドキャストでの公開となっていたので聴くことに。
公式サイトでも聴くことが出来るので是非。

文化系トークラジオ Life

番外編は予想以上に白熱して面白かったのですが、
中でも気になったのが就職活動関連。

番組全体の感想は上手く纏められる方に譲り、
今回はそこに話を絞って感想を書きたいと思います。


まず就職活動で最も重要なことなのが、

そこで終わりではない

ということです。

いきなりそんなことを言われても困ると思いますが、
就職活動だけに目がいき、ものすごく必死に就職活動をした結果、
そこで再起不能になってしまうかもしれない人
(受験生でも毎年受験勉強で燃え尽きてしまう人が出ますよね。)
に特にこれは言わなければならないと思います。

就職活動で必ずすることの一つに自己分析という作業があります。
そしてそれをやって精神的につらくなってしまう人も結構いるとのこと。
(そこで自分探しが始まる人もいるという話が出たり)

だからって何もしなくて良いわけではありません。
受験勉強を全くしなかったなんて高校生はいないわけです。
やるだけのことはやっておいて損しないはずです。

もうこれはとにかくやってみること
それしか無いように思います。


一般に流れとして、自己分析→自己PRというように、
過去の自分の経験や体験などを通して自分をアピールするネタを探す
作業をします。

ここで問われるのがプレゼン能力。
自分の中で売り込める部分を経験に即したストーリーとして提示する能力。

だから自己分析は害ばかりではありません。

今までやってきたことを振り返り、評価することは意味のあることです。
しっかりしたフィードバックが出来れば尚更良いです。


しかし中には自己分析でつらくなってしまう人がいるのも事実です。
例えば自分の中にアピールできる部分が何も無いという結論が出てしまう場合。

こういう場合のフォローというのは中々就職活動本なんかでは
見かけないような気がします。これは問題だと思いますね。
以下自分で考えられるフォローをしてみます。

もし売り込めるような材料が自分に無いのだとしたらどうするのか。

これは最初に言った言葉に戻ります。「そこで終わりではない。

そこから作っていけば良いのではないか。アピール出来るような行動を
何かしてみる、あるいは準備でも良いので始めてみるしか無いのではないでしょうか。
少なくとも現時点での自分の位置を確認する作業にはなります。

そしてそこから新しい人生が始まるのかもしれません。


また、自己分析をそれほどやった訳ではないので
(それこそ就職活動のやり方として)詳しくはありませんが、
自己分析は自分というのを全てさらけ出す必要は全くありません
そこで真面目になる必要は全然無いと言えるでしょう。

自分の過去を振り返り、切り売り出来る部分を探せば良いのです。
しかもこれは戦略的にアピールするわけです。

例えば今自分がやってることをアピールしたいとします。(僕だと留学です。)
そうすればそれをアピールしやすいようなストーリーに出来るように戦略的に
動くことが可能ですよね。


ということで、ポイントは
就職活動は終わり(ゴール)ではない。

しかしやってみないと始まらない。

自己分析は自分を全てさらけ出すという作業ではなく、
売り込める部分(PRポイント)を過去から探してくる作業。

上手く切り売り出来る部分を戦略的に探す(作る)。

しかしフォローは必要かもしれない。


こんな感じです。





余談になりますが、

四年間ブログを書く。

という話が出てました。聴いたときはびっくりしたんですが、
就職活動の為に学生にライフログを書かせるというアイデアらしい。

僕のそれに関する意見はブログをこうして書いているからでもありますが、

やったもん勝ちだけど、それはやっぱり一般論としてやるべきとは言えない。

ということです。


ブログも就職活動の準備の一環として使えるとは思うけど、
それは使うかどうかは個々人が判断すれば良いし、
使える方法は他にもいくらでもあります。

mixiだってそう。ツールは使い方次第です。

ブログをその人の長所をアピールするツールとして使うのはありです。
その準備は当人が努力してやってきたものとして評価されるべきでしょう。

しかし大学の就職課がブログを書いた方が良いなんて言うようになるのは
困ります。少なくとも僕は嫌です。

とりあえず始めてみたけど全然更新できないって言う人が出てくるだろうし、
ログが残ってそれが逆に短所になってしまう。
短所をみすみす見せることにはなりたくないし、
何を好き好んでライフログを企業側に見せる必要があるのか分かりません。

本名を公開するかしないかという問題なんかもあるのではないでしょうか。


以上就職活動を控えた一学生からの感想・意見でした。

gotanda6さんゲストお疲れ様でした!
posted by Jack at 04:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就職・インターンシップ・大学院 | このエントリーを含むはてなブックマーク |

2008年03月28日

就職活動〜商社の方と面談〜 この記事をはてなブックマークに登録

オスロに20日から23日まで行ってたんですが、
実は一つ目的があって、それはオスロで商社勤務されている方に
いろいろとお話を伺うためでした。
観光については機会があればまた後日書いて見ようと思います。

いくつか興味のある業種はあるんですが、
商社というのは以前から気になっていた業種です。
なので就職活動を始めるに当たって商社の方から話を聞いたりして
一つの業種について詳しくなり、それから段々と手を広げていこうと思いました。


国際教養大学は先輩が社会に出ていないので
商社に勤めているOBやOGを探すと言うのが不可能です。
これがまず大きな問題としてあります。

しかし方法が無いわけではありません。それこそ本当にいくらでも探せば出てくる。
僕はどうしたら良いのかなと考えながら、mixiのノルウェー関連のコミュニティで
ノルウェーで勤務されている日本人はいらっしゃいますか?というトピックを立てました。

それで二人の方に反応を頂き、その一人が運よく商社の方でした。

mixiで知り合うというのも中々面白いと思います。
たぶんこれからネットを有効活用してどんどんさまざまな行動が
取れるようになると思いますが、就職活動にだって活用できますよね。
ネットを最大限に利用して就職活動をする最初の世代になるかも
しれません。

話は逸れますが、丁度卒業旅行で北欧も回っているという人が
ベルゲン市にやってくるということをmixiの同じコミュニティで知り、
連絡を取って落ち合い、市内を案内したり、一緒にコンサートへ行ったりもしました。
もちろんお金も結構かかるので夜は部屋に泊めたりしました。

もしノルウェーのベルゲンに来ることがある人がいたら
メール下さい。夏までであればいますので(笑)



オスロ勤務の商社マンと連絡が取れたので、
実際にメールを何度も交わしてオスロで会う約束を取り付けました。

話した内容を以下簡単に纏めたいと思います。

今回会ったのは大手商社(S社)に勤められているMさん(男性)です。

Mさんは大学院(修士)を卒業、某鉄鋼メーカーに約10年勤務された後、
に転職されました。

S社に勤務されてからまだ二年ということですが、
鉄鋼メーカーで培った技術や知識を営業に存分に活かして活躍されています。

商社というのは何でも出来るイメージがあるかもしれませんが、
基本はどこどこの部門へ振り当てられ(本人の希望が通るとは限らない)
その部門において、多くの場合一つの商品を専門に扱うということになる
と聞いています。
扱う商品に応じて必要があれば世界各国の支店、支社で勤務を積み、
その道の専門家として仕事をします。

Mさんの場合は技術者として鋼管(パイプ)の設計をメーカー時代に担当し、
パイプラインをずっと専門に設計してきたということです。

実際に東南アジア、ロシア(極寒のサハリンにもいたそうです 笑)など現地へ赴き
現地の技術者とコミュニケーションを取ってパイプライン建設に尽力されました。

S社に転職後は東南アジア、ロシアではなくいきなりヨーロッパへ転勤させられ、
今年の1月から4月までオスロ支店でパイプ販売を中心に勤務されています。
4月からは再び別の地域であるオーストラリアでの勤務が待っているそうです。

本人によると、このように様々な場所を経験しながら更に
経験値を蓄積していきながら専門分野を深めていくようです。

面白かったのはずっと技術者として勤務されていたにもかかわらず、
パイプを販売する営業業務へと転職されたことです。

営業では設計者としての経験が活きると仰っていました。
実際に販売しながら、パイプライン全体の設計について
いろいろとアドバイスを出来るのが強みだと。


本人の仕事について一通りお聞きした後、国際教養大学のことを話したりもしました。

国際教養大学ですとメールに書いたときに、
国際教養大学は知っていますよという返事が来て驚きました。
これはとてもうれしいことです。

商社で働くことについて聞いたときも、やっぱり言葉の壁というのが大きい
と言っていました。
そしてそれを入社前からクリア出来ているのは大分違うと。

もちろんビジネスの英語というのは違いますが、別の言語を使って
コミュニケーションが取れるというのは大きいのでしょう。

国際教養大学の今後で最も重要になってくるのが就職活動での実績です。

これは大学の人気が今いくらあるとしても、就職活動の実績が
伴わなければ数年で人気が落ちてしまうことが懸念されるからです。

その意味ではまだまだ僕達が大学の伝統、評判を作っていくという役割が
あるということを意味しています。

以前「三期生」としての役割というのを書きました。
やはり出来たばかりの大学が今後良い評判を維持して生き残っていくことは
容易なことではありません。それには学生自身が積極的に大学を
良くしようとする心がけが必要だし、行動を起こさなければならないと
思います。


また、就職活動については早めに始めることは全然悪くないし、
そうした方がいろいろ余裕があって、将来きっと為になると言って頂きました。

実際に働いている企業の方と会って話をしたりするのは今後の可能性を広げるし、
そうした過程で人脈が出来るのは素晴らしいことだとも言っていました。

狭い意味での就職活動(エントリーシートや面接)はもちろんやらなければいけませんが、
広い意味での就活は長い目で見て、将来活きてくるということだと思います。

また、やっぱり働く企業は自分で選びたいですよね。

あまりに準備が遅いと、自分で企業が選べないし、なかなかつらいと思います。
納得が出来ていなければ入社数年でやめてしまうということにもなりますし、
大学出て働く期間というのは40年から45年にもなります。

もちろん今は一生同じ企業に働くという形態は終わり、
どんどんさまざまな経験を身につけ、常に自らの市場での価値を
高めていかなけれなりません。その努力を止めなければいつでも
企業を変えることが可能だし、選択の幅を広げることが出来るでしょう。
しっかりと作戦を立てて働く必要があると思います。


国際教養大学の就職活動については、
やはり自分たちがOB・OGとして後輩の面倒を見られるようになり、
後輩が充実した就職活動を出来るようになるのがまずは目標です。

就職活動で大手企業や目的の企業に入れるようになれば、それがそのまま
大学の評判にもつながりますし、今後自分達が生きていく上でも役に立つでしょう。
卒業してしばらくして無名大学になるなのは最悪のシナリオです。

だから今から少しずつ就職活動を始めて、
三期生同士で情報を共有し、それを後輩にもつなげていければと思います。
それはきっと自分達のためにもなるので。


リクナビ2010はまだ始まってないんですが、
日経ナビ2009は今からでも会員登録できるのでもし良かったら
どんなもんかなって試す意味でも登録するのはありだと思います。

http://job.nikkei.co.jp/2009/
posted by Jack at 00:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 就職・インターンシップ・大学院 | このエントリーを含むはてなブックマーク |

2008年03月26日

成果主義について考える この記事をはてなブックマークに登録

ちょっと成果主義というのものに関して

少し前の日記で触れました。

読書ノート「東大で教えた社会人学」

参考として日経ビジネスオンラインの

「このままでは成果主義で会社がつぶれる」

を参照しつつ、成果主義について整理してみたいと思います。


[日本における成果主義導入の背景]

日本の給与システムは年功序列で決定されていましたが、
それは今まで経済が右肩上がりであり、人件費の拡大が可能であったからです。

しかし現在では多くの企業で成果主義が導入されました。

この導入について慶応大大学院 政策・メディア研究科の高橋俊介教授は、
90年代半ばから企業の中で45歳以上の社員の比率が増え始め、多くの企業は“このまま年功制で賃金を支払っていると人件費倒産する”という危機感を抱いた。そこで、人件費削減策を早急に実施しなければならなくなった(参照)

と言っています。不景気に対応するために行ったと言うことですね。

しかし導入したのは良いものの、いくつもの問題が浮上してきました。


[日本における成果主義の問題点]


・人材が育たない

 これはいくつか理由がありますが、一つは指導する、教育する側が自身の成果を重視するあまり人材育成が不十分になってしまうため。
そしてもう一つは成長する側が失敗することを恐れてさまざまなことに挑戦出来ないことが挙げられます。

前者に関しては川上真史さんが育成的視点の欠落として、
自分自身の数字を達成することが精一杯で、時間のかかる部下育成がおろそかになるということ

と指摘しています。(参照

・目標が短期視野
 
 基本的に結果を出すことに腐心するあまり、短期で結果を出すことしか考えず、中長期的な視点が欠けてしまう傾向があるようです。これは評価が短期の目標(一年単位など)によって決められてしまうこととも無関係ではないでしょう。

・モチベーション

 本来実力成果主義は本人の出した結果次第で給与評価が変わり、結果を出せば給料が上がるということにより、モチベーションを高める目的があると思います。

しかし実際にはそうでは無く、多くの人のモチベーションを高めるどころか、やる気を失わせているようです。NBOnlineによると、
「成果主義に基づいた人事評価制度は、あなたの仕事への意欲に影響を与えていますか?」と聞いたところ、「意欲を高めている」人は18%、「意欲を低めている」人は41.4%、「特に影響を受けていない」人は40.6%だった(回答者数は1082人)。意欲を低めていると答えた人は全回答者の半数以下だが、意欲を高めていると答えた人よりも2倍以上多い。(参照

というアンケート結果になっています。

・評価基準が不明瞭

評価基準に関してもアンケートにあったものを引用してみると、
「結局は人が評価するものであり、定量的な目標ならまだしも、定性的な目標は上司の主観が入る。達成していなくても、上司がよしと認めればよい評価がつき、いくら頑張っても外的な要因により達成できなかった場合、評価する上司によって評価の結果は違ってくる」
(課長クラス 40〜44歳)

 「相対評価になっている点が大問題であると思う。いくら目標を達成しても、職位(職級)別にAランクは何人、Bランクは何人、と決まっていてはやる気もなくなるでしょう。ほとんどの人がCランクになるのですから。
 そもそも目標自体も表面上は自分で決めることになっているが、ほぼ決められているんだから。面談もあるけど何にもなっていないですね」
(係長・主任クラス 35〜39歳)

というように評価に問題があるようです。

これについては、明確な評価基準が必要だと思います。

Twitterでmarco11さんが言っていたのは、
どこでどういう結果を出せばどのように評価されるか  これを明確に決めて、その基準を共有していないと何もはじまらないのは言うまでもない。(参照

ということで、成果主義で評価をする際に、評価基準を明示しなければ成果主義を採用する意味が無いということです。

ある目的の為に競争して何かをするのであれば、
参加者のルールがまずは前提として公開されていることが必要であり、そのルール、あるいは評価基準を踏まえて競争をすれば良いわけです。そうすればその評価基準によって下された結果に対しては文句を言えません。結果が全てであるんだけども、その結果がどうやって評価されるのかが事前に示されてあるのとそうでないのとでは大違いです。

ある程度評価基準が客観的なものであるのはもちろんですが、その基準によって当然労働者の行動基準も変わってくるので、何がその会社にとって評価されるものなのかという視点も重要なのでしょう。

もともとモチベーションを高めるのもありますが、優秀な人材を確保する狙いもあるはずですが、日本の成果主義システムはその意味でも有効に機能していないのかもしれません。

・チームワークの欠如

これはさきほどの評価基準とも大きく関連してくるのですが、基本的に成果主義が個人の行動を評価するものなので、個々人がばらばらになりチームワークが失われたと言うことです。


[成果主義に関する考察]

ここまで整理してみましたが、成果主義というのはもともとアメリカで
適用されていたシステムであり、それを日本が真似して導入しようとして、
現在のような問題がいろいろと発生してきました。

もちろん日本とアメリカの仕事文化は異なります。
端的に言うならば(不勉強で正確ではないかもしれませんが)
日本は従来の集団的な意思決定システムがあり(稟議制など)、
個々人の権限はあまり強くなく、トップダウンで業務が行われました。

それに対しアメリカは個人主義が徹底しており、個人の権限が強いです。

このような違いが日本が成果主義を導入することを難しくさせているのかもしれません。

こう考えてみると、日本が成果主義を今後しっかりと機能させるためには、
基本的なビジネス文化を変える必要があるのだとも考えられます。
これを検討するためにはグローバルビジネスについても考えなければなりません。
アメリカ的なビジネスがスタンダードなのだとすれば日本は
そこにどうやって適応していくのか。


そもそもあるシステムを導入するには、それ以前にそのシステムを
成立させている要素を考える必要があると思うんですが、そこらへんを
考えなければいけないのでしょう。その要素が無いのに導入しようとしても
それは意味が無い。あるところで上手く言ってるからと言って他方で
上手くいかないことがあるというのはそのためです。

アメリカにおける成果主義が良く分かっていないのでどうしようも
ないのですが(すみません…)少なくとも評価基準を明確にするのは
必要不可欠なことです。中長期的な視野をしっかりと考慮する必要が
ありますし、人材の育成も重要です。

この日本とアメリカにおけるビジネス文化の違いや、
アメリカの成果主義について詳しい方がいれば教えていただけると幸いです。
posted by Jack at 05:09 | Comment(0) | TrackBack(1) | 就職・インターンシップ・大学院 | このエントリーを含むはてなブックマーク |

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